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日本美術をひらく

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タイトルコード 1000001093417
書誌種別 図書
著者名 山下裕二/著
出版者 小学館
出版年月 2024.10
ページ数 878p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-09-682473-3
分類記号 702.1
書名 日本美術をひらく 
書名ヨミ ニホン ビジュツ オ ヒラク
副書名 山下裕二論考集成
内容紹介 日本美術の精髄を、外側へ向けて「ひらく」。古美術、現代美術、絵画、彫刻、工芸…。一般の人がいまだ知らない作品や作家を「応援」してきた著者の活動の総決算。書籍や展覧会図録等に寄稿した、単著未収録の論考を集成。
著者紹介 広島県呉市生まれ。東京大学大学院修了。美術史家、明治学院大学教授。著書に「室町絵画の残像」「岡本太郎宣言」「未来の国宝・MY国宝」など。
件名1 日本美術-歴史


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No. 所蔵館資料番号請求記号配架場所帯出区分状態 貸出
1 県立図010771863702.1/652/ 一般開架帯出可貸出中 ×


内容細目

1 「美術史学」とは関係なく「越境」する私   18-28
2 名宝の構造   日本美術史にとっての戦後   29-38
3 美術史の唐絵・茶道史の唐絵   牧谿を通して考える   40-59
4 中世水墨障屛画小史   60-77
5 雪舟画の本質   逸脱について   78-111
6 私の雪舟、私の山水長巻   112-119
7 雪舟と長谷川三郎   120-136
8 雪村の絵を見つめるために   137-151
9 一休とは誰か   152-162
10 「間」は水墨画の本質か   キーワードの落とし穴   163-178
11 無垢な魂、その発露   「つきしまかるかや」の魅力   179-187
12 『奇想の系譜』以前、以後   日本美術史をアップデートするために   190-202
13 若冲・白隠・コンテンポラリー   203-215
14 日本美術の「ハピネス」   若冲、蕭白、白隠   216-227
15 若冲の深意   「鳥獣花木図屛風」からのメッセージ   228-237
16 二十世紀の若冲、二十一世紀の若冲   238-242
17 幽霊イメージの誕生と流布   応挙の幽霊から   243-253
18 真の実力者・円山応挙   日本絵画史上、最大の結節点としての   254-263
19 エンターテイナー・長沢芦雪の真骨頂   制約あるがゆえの奇想   264-274
20 蕭白のいる美術史   劇薬としての「群仙図屛風」   275-285
21 「褝画」再考   アメリカにとってのZENGA・日本美術史にとっての禅画   286-301
22 白隠のいる美術史へ   302-315
23 日本美術史の裂け目を修復する   幕末明治期の豊饒な表現について   318-337
24 日本第一ノ美術   一信、「五百羅漢図」への道のり   338-356
25 増上寺秘蔵の仏画・狩野一信筆「五百羅漢図」について   357-384
26 狩野一信研究の現状と展望   385-400
27 超絶技巧の逆襲   明治工芸の再評価に向けて   401-408
28 受け継がれるDNA   超絶技巧の遺伝子   409-419
29 超絶技巧、未来へ!   明治工芸のDNAを受け継ぐ現代作家たちの挑戦   420-431
30 コレクター・福富太郎の眼   アカデミズムを透徹する美意識   432-440
31 いま甦る渡辺省亭、その復権に向けて   441-450
32 宮崎徹さんが鏑木清方について遺した素晴らしい仕事について   451-455
33 小村雪岱   「商業美術家」の逆襲   456-466
34 教科書に載らない実力派、竹内栖鳳について   467-475
35 日本美術史にとっての御舟   その功罪   476-485
36 熊谷守一をめぐるシンクロニシティ   486-495
37 同郷人、船田玉樹との奇縁   496-499
38 「日本画」にとっての戦後   502-516
39 日本画モダンとは   福田平八郎のセンス   517-526
40 伝統の血肉化へ   527-546
41 戦後芸術運動の中の武満徹   実験工房の回顧をめぐって   547-564
42 佐藤慶次郎氏のこと、そして原田力男さんのこと   565-570
43 邦楽器と新しい地平   571-582
44 「赤瀬川原平」とは何者か   583-596
45 よく視る人   597-606
46 好きと嫌いの裏返し   横尾忠則の「温泉主義」   607-612
47 「行きっぱなし」のギューちゃん、その日本への視線   613-616
48 田名網敬一のマンガ愛   赤塚不二夫とのコラボレーションに寄せて   617-621
49 商業美術家の逆襲   玉井力三の場合   622-630
50 四つの月光菩薩像   仏像と写真   631-635
51 牧野邦夫の復権   戦後美術史を書き換えるために   636-649
52 マンガ・美術・批評をめぐる透視図   境界意識の不毛   650-661
53 わたしの「名物」   私的名物記「心に滲みる最高の名画」   662-666
54 「絵」のチカラ   谷岡ヤスジと日本美術   667-675
55 忘却と反復   価値の保証・保証の価値   676-688
56 宗達vs.会田誠   「古美術」「現代美術」往還記   689-692
57 貴族と俗衆   澁澤龍彦と会田誠の挿絵をめぐって   693-697
58 偽悪者・会田誠   日本美術史からの確信犯的引用について   698-708
59 「小説」の構造・「挿絵」の構造   挿絵画家・山口晃の誕生   709-713
60 日本美術窃盗犯   被疑者・山口晃の場合   714-720
61 常識にくるまれた狂気   鴻池朋子の表現について   721-726
62 ニュアンスを消す、というニュアンス   町田久美の方法について   727-732
63 石田徹也の視線、石田徹也への視線   733-740
64 前原冬樹   ピラカンサの記憶   741-743
65 三沢厚彦と霊木化現仏   744-748
66 サンパウロ、東京、ニューヨーク   皮相的グローバリゼーションを超えて   749-757
67 須田悦弘と映画「利休」   758-761
68 土鍋で煮詰めたファム・ファタール   762-766
69 天明屋尚と私   767-771
70 中島潔の挑戦   地獄絵の復権を果たすために   772-777
71 寡黙な少女の分身   篠原愛の十年   778-782
72 吉村芳生との出会い、その後   783-788
73 エロスではなく、エロ   マキエマキ写真集に寄せて   789-791
74 龍子と競演!   高橋コレクションの現代美術作品について   792-797
75 猫フリーク美術史家   猫絵を語る   800-806
76 愛すること・見ること・描くこと   日本美術史の動物たち   807-819
77 日本美術が笑う、そして私が笑う   820-827
78 パリで笑う日本美術   828-837
79 日本のだまし絵、あるいはトリックアートについて   838-846
80 東アジアの中の「かわいい」   日本美術史が選び取ったもの   847-857
81 「ヒトガタ」の日本美術史   858-867
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