検索結果書誌詳細

1 ＜凶ごと＞を待つ少年   三島由紀夫の詩的資質をめぐって   １２－３９

2 《天皇制の岩盤》について   「英霊の声」という詩   ４０－４９

3 幻野の渇き   ＜民衆＞論の試みとして   ５０－６９

4 共同体と死時計   三島由紀夫『文化防衛論』について   ７０－８５

5 ＜補遺＞＜悪＞の献身的性格   三島由紀夫「裸体と衣裳」感想   ８５－８８

6 ＜冬の谷＞への死の予感   一九七〇年十二月   ８９－９４

7 侵犯する優雅   『春の雪』論   ９６－１１７

8 心情的ラジカリズムの虚妄   『奔馬』論   １１８－１４４

9 浪漫主義の生ける廃墟   『暁の寺』論   １４５－１６４

10 近代の終焉というファルス   『天人五衰』論   １６５－１８３

11 告白という《偽りの機械》   三島由紀夫『仮面の告白』論   １８６－２０８

12 ＜仮面＞の犯罪   三島由紀夫『金閣寺』論   ２０９－２２４

13 現代変身論序説   ２２５－２４１

14 メタファーとしての変身   安部公房『砂の女』まで   ２４２－２５８

15 万引き・贋作・パロディー   松本清張『表象詩人』他をめぐって   ２５９－２７７

16 解き明かせない悲劇の暗さ   松本清張『北の詩人』論   ２７８－２９３

17 ＜鳥語＞的世界の行方   宮沢賢治・三好達治・田村隆一をめぐって   ２９４－３１８

18 他者と分散   太宰治の詩的境界   ３２０－３４７

19 《「無」の軌道》を内包する文学   中原中也と太宰治の出会い   ３４８－３６４

20 「ダス・ゲマイネ」を読んだ頃   ３６５－３６９

21 「十二月八日」論   太宰治の戦争下の文学   ３７２－３８６

22 文学の一兵卒   太宰治「散華」論   ３８７－４０４

23 不気味な魔物の影   太宰治『右大臣実朝』論   ４０５－４２５

24 花なき薔薇   太宰治『惜別』と二つの戦争   ４２６－４４６

25 ＜女性＞一人語りと戦争   太宰治「皮膚と心」を中心に   ４４７－４６１

26 ハムレット、その喜劇への変換   太宰治の戦争下の戦略   ４６２－４７８

27 欲望としての滝壺   太宰治「魚服記」をめぐって   ４７９－４８９

28 ＜道化＞の戦場   太宰治『人間失格』論   ４９０－５１３

29 幻想の＜牢獄＞をめぐるノート   ミシェル・フーコー『監獄の誕生』、北村透谷「我牢獄」、太宰治『人間失格』を媒介にして   ５１５－５４４

30 ＜仮面＞を残して   三島由紀夫と太宰治の接点・「あとがき」に代えて   ５４６－５５１