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近世日本の歴史叙述と対外意識

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タイトルコード 1000000589827
書誌種別 図書
著者名 井上泰至／編
出版者 勉誠出版
出版年月 ２０１６．７
ページ数 ７，４９７ｐ
大きさ ２２ｃｍ
ISBN 978-4-585-22152-4
分類記号 210.5
書名 近世日本の歴史叙述と対外意識　
書名ヨミ キンセイ　ニホン　ノ　レキシ　ジョジュツ　ト　タイガイ　イシキ
内容紹介 世界が可視化され広がりをみせていく近世日本、新たな「他者」との邂逅は「日本」という自己認識を形成・変容させていった。武の記憶、藩による修史事業などの視点から、近世・近代日本の世界観・思想のありかたを照らし出す。
著者紹介 １９６１年生まれ。防衛大学校教授。専門は日本近世文学（上田秋成・軍書・人情本）、近代俳句（子規・虚子）。著書に「近世刊行軍書論」「近代俳句の誕生」など。
件名1 日本－歴史－近世
件名2 日本－対外関係－歴史
件名3 歴史学－歴史


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No. 所蔵館資料番号請求記号配架場所帯出区分状態 貸出
1 県立図009367087210.5/705/ 書庫帯出可在庫 ○

内容細目

1 朝鮮観の変転   近世の歴史叙述と対外認識を論ずるために   ３－２５
井上泰至／著
2 写本軍書類に見る朝鮮出兵時の立花宗茂と小早川隆景   語り継がれる「碧蹄館の戦い」の記憶   ２６－４８
倉員正江／著
3 フヴォストフ事件と『北海異談』   壬辰戦争の戦争史的な検討と『海国兵談』の利用を中心に   ４９－８４
金時徳／著
4 硫黄島の安徳天皇伝承と薩摩藩・島津斉興   文政十年の「宝鏡」召し上げをめぐって   ８５－１１３
鈴木彰／著
5 室鳩巣『赤穂義人録』論   その微意と対外意識   １１７－１４２
川平敏文／著
6 ＜異国襲来＞の原像   塙保己一『螢蠅抄』から   １４３－１６４
佐伯真一／著
7 節用集の付録による教養形成研究のための覚書   １６５－１８４
佐藤貴裕／著
8 長崎通詞の西欧文明理解   志筑忠雄を手掛かりに   １８５－２０１
久保誠／著
9 松浦静山のみた境界と「属地」   普陀山をめぐる考証から   ２０５－２３４
吉村雅美／著
10 大名文庫形成試論   大名はなぜ古典籍を集めたのか   ２３５－２５６
前田雅之／著
11 『大日本史賛藪』所収外国伝賛の対外史認識   ２５７－２８０
勢田道生／著
12 島津家の歴史編纂と幕末薩摩藩の対外意識   ２８１－２９９
寺尾美保／著
13 国学者の歴史認識と対外意識   本居宣長『馭戎慨言』をめぐって   ３０３－３２７
田中康二／著
14 『日本外史』の執筆意図と誤読   ３２８－３４８
濱野靖一郎／著
15 「鎖国論」から「異人恐怖伝」へ   ３４９－３６４
大島明秀／著
16 『万国公法』と「皇国」の「公法」   ３６５－３８８
三ツ松誠／著
17 近世の考証的学問から近代国学へ   ３９１－４１０
藤田大誠／著
18 一八七四年の「台湾危機」   「回避した戦争」をめぐる諸言説について   ４１１－４３７
樋口大祐／著
19 時代と世話の「朝鮮事変」   河竹黙阿弥は壬午事変をどう描いたか   ４３８－４５８
日置貴之／著
20 近世漢詩に描かれた壬辰戦争   ４５９－４７７
合山林太郎／著
21 軍神を生み出す回路   幕末の楠正成   ４７８－４９０
井上泰至／著
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