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1 幻の「源氏物語絵巻」のことなど   『源氏物語』と人生儀礼をめぐって   １－１８

小嶋菜温子／著

2 生誕   方法としての産養   ２１－４５

袴田光康／著

3 袴着   「蛭の子が齢」の比喩をめぐって   ４７－６３

秋澤亙／著

4 元服   その背景にある陰陽道   ６５－８９

深澤瞳／著

5 裳着   紫の上の「髪削ぎ」「新枕」との関連から   ９１－１１２

川名淳子／著

6 結婚   「宿木」巻、落葉宮の代作歌に着目して   １１３－１２８

星山健／著

7 算賀   光源氏四十賀と朱雀院五十賀の相違を中心に   １２９－１５０

池田節子／著

8 葬送   『西宮記』との比較から   １５１－１７２

松岡智之／著

9 法会   『落窪物語』の法会との対比から   １７３－１９６

園山千里／著

10 源氏物語における儀礼   落窪物語、うつほ物語との比較   １９７－２１２

大井田晴彦／著

11 平安後期物語との比較   『夜の寝覚』『浜松中納言物語』『狭衣物語』『とりかへばや』の通過儀礼   ２１３－２４３

倉田実／著

12 源氏物語古注釈における通過儀礼注の変遷   ２４５－２６４

新美哲彦／著

13 儒学と堂上古典学の邂逅   『源氏外伝』の説く『源氏物語』理解を端緒として   ２６５－２７８

海野圭介／著

14 帝の葬送儀礼   桐壼院の「御国忌」をめぐって   ２８１－３０２

陣野英則／著

15 『源氏物語』后妃の儀礼   入内・仏教儀礼・中宮大饗をめぐって   ３０３－３３０

本橋裕美／著

16 「さかさまに行く」儀礼   算賀の宴の時空間   ３３１－３５０

堀淳一／著

17 紫の上をめぐる儀礼   儀礼の対象および主体という観点から   ３５１－３６９

吉野瑞恵／著

18 玉鬘の儀礼   紫の上の儀礼の反照として   ３７１－３９０

今井久代／著

19 夕霧の通過儀礼   雲居雁との結婚を中心に   ３９１－４０９

青木慎一／著

20 御湯殿の儀の明石君   「若菜上」巻における明石の町の生誕儀礼をめぐって   ４１１－４３５

竹内正彦／著

21 『源氏物語』女三宮の裳着と機能   姫君たちの裳着の場面に着目して   ４３７－４５７

横溝博／著

22 柏木と通過儀礼   ４５９－４７７

小山清文／著

23 『源氏物語』「宿木」巻における二つの結婚   薫と匂宮の社会的身分と相互意識   ４７９－４９７

有馬義貴／著

24 中の君　秘密裏に結ばれた腹帯   ４９９－５２１

井野葉子／著

25 浮舟と儀礼   ＜奪われた＞婚礼ということ   ５２３－５３９

鈴木裕子／著

26 『源氏物語』の儀礼と歌   ５４３－５５４

高橋亨／著

27 明石姫君誕生の儀礼と和歌   ５５５－５７１

植田恭代／著

28 玉鬘裳着の日の歌   『源氏物語』における儀礼歌の問題   ５７３－５９２

吉井美弥子／著

29 源氏物語の儀礼と和歌   裳着を中心に   ５９３－６１４

久富木原玲／著

30 『源氏物語』の「後朝の別れの歌」と「後朝の文の歌」   ６１５－６３４

長谷川範彰／著

31 源氏物語における儀礼の歌   ６３５－６５０

高木和子／著

32 儀礼と抒情   和歌の機能   ６５１－６７４

浅田徹／著

33 『源氏物語』からみる儀礼歌の表現史   ６７５－６９６

西山秀人／著

34 裳着の和歌と『源氏物語』   ６９７－７１９

谷知子／著

35 葬送儀礼関係歌の流れから見る『源氏物語』   ７２１－７３９

松本真奈美／著

36 時を経た哀傷歌と『源氏物語』   ７４１－７６０

高橋由記／著

37 幻巻を読む   儀礼歌としての屛風歌の視点から   ７６１－７７９

高野晴代／著