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1 幽霊伝説から聖者伝説へ   １３－２５

石原孝哉／著

2 中世における＜死者＞と＜亡霊＞   ２６－３８

河崎征俊／著

3 ＜テロリズム＞を消費する   亡霊騒ぎと十八世紀イギリスの喧噪   ４１－５２

原田範行／著

4 夢か現か幻か   合理主義者ラドクリフの亡霊   ５３－６３

進藤桃子／著

5 山上の恐怖   ワーズワス「茨」における質問者の正体   ６４－８０

田村斉敏／著

6 一八一六年六月十八日のクリスタベル   バイロン、ハズリット、シェリー   ８１－９８

藤巻明／著

7 生ける死者たちの集う場所   『マンスフィールド・パーク』試論   ９９－１０９

小山太一／著

8 亡霊メルモスの帰還   簒奪者たちのアイルランド   １１０－１２３

吉川信／著

9 韻文の中の幽霊   リチャード・ハリス・バーラム『インゴルズビー伝説集』のこと   １２４－１３６

松村伸一／著

10 化学者が見る幽霊   ディケンズの『憑かれた男』   １３９－１５０

川崎明子／著

11 ローズの霊に憑かれて   ジョン・ラスキン「クリスマスの物語」   １５１－１６６

富士川義之／著

12 マリア信仰とゴースト・ストーリー   ヴァーノン・リーの幻想短編   １６７－１７７

大渕利春／著

13 コンラッドの霊に憑依される主人公たち   初期短編小説の「カレイン」を中心に   １７８－１８８

吉岡栄一／著

14 霊の物質化   心霊主義的幽霊物語としての『ドラキュラ』   １８９－２０１

丹治愛／著

15 詩人ハーディと幽霊   ２０２－２１５

森松健介／著

16 ジョン・ミリントン・シングの描く異界   文化ナショナリズムと「西部」という名の亡霊   ２１９－２３１

河原真也／著

17 死者が近づく夜   ケルト文化とジェイムズ・ジョイスの「土」   ２３２－２４２

夏目博明／著

18 『ユリシーズ』における亡霊たち   ２４３－２５５

結城英雄／著

19 亡霊を書くウルフ〓亡霊化するウルフ〓   くり返すポスト・フェミニズム   ２５６－２６９

松本朗／著

20 Ｄ・Ｈ・ロレンスの亡霊物語と境界侵犯   心霊主義、神智学、「喜ばしき亡霊」   ２７０－２８２

木下誠／著

21 『チルダマス』における亡霊／映画／存在論   ２８３－２９３

田尻芳樹／著

22 『夜の来訪者』におけるグール警部   過去への悔恨と絆の復活   ２９７－３０９

落合真裕／著

23 「悪魔」とともに行く未来   エリザベス・ボウエン『愛の世界』試論   ３１０－３２２

松井かや／著

24 フィリップ・ラーキンにおける詩人と亡霊との関わり   ３２３－３３５

高野正夫／著

25 シェイマス・ヒーニーの巡礼   「ステーション島」における亡霊たちとの対話   ３３６－３４８

奥田良二／著

26 まなざしへの偏執   ジョン・バンヴィル『立証文書』に見る亡霊召喚   ３４９－３６２

桃尾美佳／著

27 女と男と子供と水と   スーザン・ヒルのゴースト・ワールド   ３６３－３８１

河内恵子／著