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1 『吾輩は猫である』とタカジアスターゼ   夏目漱石   ９－１８

大和田茂／著

2 胃腸薬と近代   夏目漱石   １９－２３

我妻邦雄／著

3 胃弱と神経   夏目漱石   ２４－２８

吉條久友／著

4 『金毘羅』の＜語り手を超えるもの＞   森鷗外   ２９－４２

田中実／著

5 ジギタリス   森鷗外   ４３－４７

石出信正／著

6 『仰臥漫録』の病   正岡子規   ４９－５４

須田久美／著

7 「明治二〇年代の結核」について   正岡子規   ５５－５９

藤村重文／著

8 『歯車』の暗鬱   芥川龍之介   ６１－７０

伊狩弘／著

9 ヴェロナール   芥川龍之介   ７１－７４

北條博史／著

10 精神病と薬   芥川龍之介   ７５－７９

二木文明／著

11 『姥捨』と催眠剤   太宰治   ８１－８９

千葉正昭／著

12 カルモチンの副作用   太宰治   ９０－９５

吉條久友／著

13 『瘋癲老人日記』の降圧剤   谷崎潤一郎   ９７－１１０

熊谷信子／著

14 昭和三〇年代の精神安定剤   谷崎潤一郎   １１１－１１４

北條博史／著

15 病院死のはじまり   谷崎潤一郎   １１５－１２１

石出信正／著

16 『海と毒薬』における医学と医療   遠藤周作   １２３－１３３

二瓶浩明／著

17 書かれなかった食塩水注入と点滴問題   遠藤周作   １３４－１３７

四ツ柳隆夫／著

18 『海と毒薬』と肺切除   遠藤周作   １３８－１４３

藤村重文／著

19 『モルヒネ』の方法   統語論から意味論への解放   １４５－１５５

後藤康二／著

20 モルヒネの薬理的特徴   ブルガーコフ   １５６－１５９

北條博史／著

21 精神科医からみたモルヒネ   ブルガーコフ   １６０－１６４

二木文明／著

22 『限りなく透明に近いブルー』における麻薬   村上龍   １６５－１７０

根岸一成／著

23 麻薬の実際   村上龍   １７１－１７７

我妻邦雄／著

24 『プラナリア』の屈折   山本文緒   １７９－１８８

小澤次郎／著

25 乳ガンとホルモン注射   山本文緒   １８９－１９３

石出信正／著

26 命   出産と癌闘病を越えて「明日の家族」へ   １９５－２０４

佐野正人／著

27 がん治療薬への期待   柳美里   ２０５－２０８

宮城妙子／著

28 『空中ブランコ』の薬   奥田英朗   ２０９－２１７

大本泉／著

29 ビタミン注射の効能   奥田英朗   ２１８－２２３

石出信正／著

30 貴子の胃袋   メディアが引き起こした恐怖　精神分裂症   ２２５－２３５

五十嵐伸治／著

31 内向と拒食症   中島らも   ２３６－２４０

二木文明／著

32 『父』の人生、あるいは薬を語ること   小林恭二   ２４１－２４９

千葉幸一郎／著

33 ブロン液・酸素ボンベとは   小林恭二   ２５０－２５５

四ツ柳隆夫／著

34 文学の焦点と薬・医療の焦点と   まとめに代えて   ２５７－２６４

後藤康二／著